■< ダンスQ&A >
<ダンスのお悩み>自分より遅く始めた人の方が上手くなってきて、焦っています。上手い子はなぜ上手いのでしょうか。元々の才能があるからでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もちろん、ダンスの才能が生まれ持っている人も一部存在します。しかしながら、それはごくわずかな人たちに限られます。才能があっても、努力や練習をおこなわなければ、成長することはできません。
自分よりも遅く始めた人が上手になってきたと感じた時、焦ったり不安になるかもしれませんが、他の人と比較するのではなく、自分自身と向き合い、成長を遂げていくことが大切です。
あなたは、どれだけ適切な練習をできていますか。
上達している子たちは、多くの練習をこっそりと行っているからかもしれません。または、彼らは優れた判断力や決断力があり、限られた時間の中で重要なことを見極め、正確な練習ができているのかもしれません。先生のアドバイスを受け入れ、改善に努めているから結果が出ているのかもしれません。
まずは、以下のようなことをどれだけ実現できているかをチェックしてみましょう。
1、先生のアドバイスを聞き入れて練習をしていますか。
2、出来たからといって繰り返して練習をすることを避けていませんか。
3、イメージトレーニングをしていますか。
4、重要なことを見極め、正確な練習ができていますか。
5、失敗を恐れずに、挑戦していますか。
6、面倒くさがらず、しっかりと練習していますか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
詳細
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
①先生のアドバイスを真剣に受け止め、練習に取り組んでいますか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ただ主観的に練習していても、客観的な視点が欠けていると、オーディションなどで選ばれたり、他の人から認められるレベルには到達できないかもしれませんね。
レッスン中に指摘があった場合は、すぐにそれを自分の修正点と捉え、まずはレッスン中に修正していきましょう。
②繰り返し練習を避けずに、一度でできたからといって満足していませんか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数回できても、時間が経てば忘れてしまいます。しっかりと練習を積まなければ、本当に身につくまでのレベルには到達できません。
③イメージトレーニングを実践していますか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分が目指す踊りができる人を見て、その姿を心に焼き付けていますか?自分の表現したいことを頭の中で具体的に描けますか?漠然としたイメージではなく、どのように踊りたいのかを明確にイメージできないと、表現することは難しいですよね。目標がないのに、どのように目標に到達できるのでしょうか。
④ 重要なことを見極め、正確な練習ができていますか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もし自分ができていないと思う部分ばかりを練習していても、全体的に素晴らしい成果を得ることはできないかもしれません。
上達が早い人は、自分のパフォーマンスを客観的に見つめ、改善点を見つけることができます。そして、それを次のレッスンで修正することで、効果的に上達していきます。
新しいことを学ぶ際には、重要なことを見極め、正確な練習をすることが大切です。自分が苦手と感じる部分だけに焦点を当てて練習していても、全体的な成果は得られません。上達するためには、自分のパフォーマンスを客観的に見つめ、改善点を見つけることが必要です。その改善点を次のレッスンで修正することで、効果的に上達していくことができます。
⑤失敗を恐れずに、挑戦していますか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミスをすることや失敗することは、恥ずかしいものです。しかし、成長するためには、一定数の失敗を経験する必要があります。それを避けていては、自分自身を成長させることはできません。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざがありますが、何かを学ぶためには、時には恥をかかなければなりません。恥をかかずに問題を解決することはできず、後悔することになるでしょう。
⑥面倒くさがらず、しっかりと練習していますか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上達が早い人は、自宅やレッスン以外でも練習し、練習方法に工夫を凝らしています。効果的な練習方法を見つけ、地道に練習することで成果を出しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
具体的なチェックポイント
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
振付の中で、重要なポイントを押さえるように練習していきましょう。
チェックすべき点はこのような所です。
1. テクニカルスキル:正確な足のポジション、柔軟性、バランス、ターンなどの技術的なスキルがあるか。
2. 姿勢と動き:正しい姿勢や体のバランス、動きの流れが綺麗か。
3. 表現力:音楽や振付に合わせた表現力や感情の表現ができているか。
4. フットワーク:足の動きやステップ、足の使い方が技術的に美しく表現されているかどうか。
5. キレやリズム感:動きのキレやリズム感、タイミングの正確さか。
これらのポイントに加えて、自分の得意なポイントを強化し、表現力や技術を向上させることが重要です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後に
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プロの踊り手たちのパフォーマンスを研究し、彼らの動きや表現力から学ぶことも大切です。さらに、自分自身の練習方法やルーティンを見直してみましょう。楽しみながら効果的な練習を心がければ、スランプから抜け出すことができるはずです。
自分自身を奮い立たせるために、目標や夢を持つことも重要です。目標に向かって努力することで、モチベーションを高め、スランプからの脱却に繋げることができるでしょう。
定期的な目標や期限を設けることは、確実に成果を出したり、短期間で上達することにつながります。
毎回のレッスンで小さな目標を作り、1ヶ月で何を成し遂げたいか考えておくことが重要です。また、3ヶ月後や6ヶ月後までにどうなっていたいかを考えておくことも大切です。
もし疑問や不安があれば、周りの人や指導者に相談したりアドバイスを聞いてみることもお勧めです。助言を受けることで新たな視点を得ることができ、自分の成長に役立つでしょう。